日本で相次ぐネット心中事件がオーストラリアで大きく報道されたことがきっかけ。
ネット上で自殺をあおったり自殺方法を公開した場合に処罰の対象になる。
ただし、安楽死に関するサイトやネット上の安楽死議論は除外。


オーストラリアでは自殺関連サイトは大きな問題とはなっていない。
しかし、日本とアメリカでのこの問題を取り上げ、集団自殺の予防を早期に行いたいとした。
「自殺サイト運営 罰金へ」(オーストラリア)
紫苑の個人的感想

社会問題になっている国より先に法整備が進むとはちょっと不思議な気もします。それにしても、今もネットで仲間を募ったであろう集団自殺が後を絶ちません。かなり離れた所に住む者同士が車などで集まっているところから、あきらかにネットを使ってのものだと思われます。

ただ、以前どこかで
「自殺サイトは単に自殺の仲間を募るためのものではなくて、そこで同じような境地まで追い詰められた人たちと出会い、会話をすることによって最終的に生へ向かっていくための場でもある」
ということを聞きました。確かに追い詰められると視野も狭くなりますし、話せる場がないとさらに追い詰められるので、こういう掲示板の存在意義もあるのかなぁとも思います。

オーストラリアでは罰金刑を作ったということですが、自殺サイトを運営したからどうこうというより、そこへ行かなければならない人がたくさんいることが問題だと思います。でも、どうすればそうういう人たちを救えるのか私が、このことを意見する資格はないのかもしれません・・・。
オーストラリア政府はインターネット上の自殺関連サイトの管理者に対し、最高で55万オーストラリアドルの罰金刑を科す法案の導入を決定した。